2008年5月28日(水曜日)社団法人 ひたちなか青年会議所 5月例会(主管:会員開発交流委員会)よりよい企業へ〜企業の社会的責任(CSR)を学ぶ〜が開催されました。


 企業人としてのJAYCEEというものにスポットを当てたとき、いかに地域社会と一体化して自社との共有を図っていくかという観点にいきつきました。そのなかで、現代社会において当たり前なのに、忘れられている概念であるCSRというものに着目し、商売においての基本である顧客、社会、そして、地域社会が三位一体となって成長していけるような構造が日本にはある。しかし利益中心の社会構造が企業の社会的責任を果たせない企業を増やし、不祥事が相次ぐ結果となってしまっているのではないかと思いました。
 今回、参加していただいた皆様には、まずマクロな視点でCSRという概念を捉えていただき、決してCSR活動は大企業に限られたものではなく、むしろ中小企業にこそ必要であり、地域密着型のCSR活動を実践してゆくことでさらに企業価値を高めるための好循環を形成していただきたいと考えます。

 
今回、小河光生講師よりCSRとは何かという概念から始まり、本業を通して社会貢献でなくてはならないこと、またそれは、地域の誇りでもあり、会社の誇りでもあることを学び、中小企業の事例を見たときに決して難しいことをするのではなくてもよい。むしろ顧客のために当たり前のサービスを持続していくことも、りっぱなCSRといえる。という部分からは実はもうやっているCSR活動もあるということに気付かされた方も大勢いるのではないでしょうか。CSR活動がさらに身近なものになっていき、当たり前の感覚で社会貢献をしていける社風や地域の雰囲気が創造出来たときに、そのまちの地域ブランドが確立されていくのではないかと思いました。
 青年会議所運動の根幹は明るい豊かな社会を目指し、自分たちに何が出来るのか。それを目指し奉仕の心を持って活動してゆくという部分でCSRの目指す思想そのものなのではないでしょうか。
 自社の強みというものを各々があらためて検証し、何をすれば本業を通じた社会貢献になるのか。社員が誇りを持てる活動とは何なのか。このことについてもっと真剣に考えていきたいと強く思いました。
 最後に、ご参加いただいた方々、ご協力いただいた方々、あらためて、感謝申し上げます。ありがとうございました。

(社)ひたちなか青年会議所
会員開発交流委員会
委員長 新井俊行
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